なぜロジックを公開するのか
多くの「AI投資サービス」はブラックボックスです。なぜその銘柄が選ばれたのかが不明なため、ユーザーは判断の根拠を理解できません。
本サービスは逆の立場を取ります。採点ロジックをすべて公開することで、ユーザー自身が「この銘柄のどの点が評価されているか」を理解した上で投資判断できるようにしています。
スコア構成の概要
全銘柄を100点満点で採点します。
| カテゴリ | 配点 | 主な指標 |
|---|---|---|
| テクニカル | 40点 | 移動平均・MACD・出来高・RSI |
| ファンダメンタル | 40点 | ROE・成長率・財務健全性 |
| センチメント | 20点 | ニュース・業績修正 |
| 合計 | 100点 |
テクニカルスコア(40点)詳細
25週移動平均線 MA乖離率(10点)
週足で株価が25週MA(約半年平均)からどの程度上にあるかを判定します。
- 10点:MA乖離率 5〜15%(適度な上昇トレンド)
- 7点:MA乖離率 0〜5%(上抜け直後)
- 5点:MA乖離率 15〜25%(過熱気味)
- 2点:乖離率 25%超または株価がMAを下回っている
5〜15%の乖離が最高評価なのは、上昇トレンドが確立されつつも過熱していない「ちょうどよい買い場」を重視しているためです。
週足MACDヒストグラム(10点)
MACDライン(短期EMA − 長期EMA)とシグナルラインの差(ヒストグラム)の方向性を判定します。
- 10点:MACDヒストグラムがプラス(上昇モメンタム)
- 5点:MACDヒストグラムが-0.5以上0未満(モメンタム回復途中)
- 0点:MACDヒストグラムが-0.5未満
出来高(10点)
直近4週の平均出来高が、13週平均出来高の何倍かを判定します。
- 10点:1.5倍以上(強い資金流入)
- 7点:1.3〜1.5倍
- 3点:1.0〜1.3倍
- 0点:1.0倍未満(出来高減少)
株価上昇を伴う出来高増加は、多くの参加者が買いに参加していることを意味し、上昇の信頼性が高まります。
RSI(10点)
RSI(相対力指数)で「買われすぎ・売られすぎ」を判定します。
- 10点:RSI 40〜60(適正ゾーン。過熱なく安定した上昇)
- 7点:RSI 60〜70(やや強い。まだ許容圏内)
- 3点:RSI 70以上(買われすぎ。高値掴みのリスクあり)
- 5点:RSI 40未満(売られすぎ。反発の可能性あり)
中長期投資ではRSIが70を超えた高値圏でのエントリーを避けることが重要です。
ファンダメンタルスコア(40点)詳細
ROE(10点)
自己資本利益率(ROE)を評価します。
- 10点:ROE 15%以上
- 7点:ROE 10〜15%
- 0点:ROE 10%未満
売上成長率(10点)
直近の売上高成長率(前年同期比)を評価します。
- 10点:成長率 +20%以上
- 7点:成長率 +10〜20%
- 5点:成長率 +5〜10%
- 2点:成長率 0〜+5%(横ばい)
- 0点:成長率 マイナス(減収)
売上成長はビジネスの拡大を示す最も直接的な指標です。利益だけが増えていてもビジネス自体が縮んでいる場合は高評価になりません。
PEGレシオ(5点)
PER ÷ 利益成長率で計算します。
- 5点:PEG 0.5未満(成長に対して大きく割安)
- 4点:PEG 0.5〜1.0
- 3点:PEG 1.0〜1.5
- 0点:PEG 1.5超(割高)
自己資本比率(5点)
財務の健全性を評価します。
- 5点:自己資本比率 50%以上
- 3点:自己資本比率 30〜50%
- 1点:自己資本比率 15〜30%
- 0点:自己資本比率 15%未満
営業利益率(5点)
本業の収益性を評価します。
- 5点:営業利益率 15%以上
- 3点:営業利益率 10〜15%
- 1点:営業利益率 5〜10%
- 0点:営業利益率 5%未満
経常利益の前年比成長(5点)
利益成長の勢いを評価します。
- 5点:前年比 +30%以上
- 3点:前年比 +15〜30%
- 1点:前年比 0〜15%
- 0点:前年比 マイナス
センチメントスコア(20点)詳細
ニュースセンチメント(10点)
直近2週間のニュース(IR情報・メディア報道)のトーンを評価します。
- 10点:明らかにポジティブなニュースあり(業績上方修正・新規受注・新製品発表など)
- 5点:中立
- -5点:ネガティブなニュースあり(下方修正・不祥事・訴訟など)
業績修正方向(10点)
直近の業績予想修正の方向性を評価します。
- 10点:上方修正あり
- 5点:修正なし(現状維持)
- 0点:下方修正あり
ユニバース条件(採点対象の絞り込み)
スコアリングを行う前提として、以下の条件を満たす銘柄のみを対象とします。
- 東証プライム・スタンダード上場
- 時価総額 300億円以上
- 1日平均売買代金 5,000万円以上
- 直近決算が赤字でない
これらの条件を満たさない銘柄は採点対象外となります。
最終選定
100点満点のスコアが高い順に並べ、上位10銘柄を推奨銘柄として選定します。
ただし、同一セクターからは最大3銘柄というルールを設けています。特定のセクターに集中するリスクを避け、自然な分散を促すためです。
まとめ
本サービスの選定ロジックは、シンプルながらも多角的な評価を組み合わせたものです。
テクニカル・ファンダメンタル・センチメントの3軸を均等に評価することで、「チャートはいいが業績がない」「業績はいいが株価が下落トレンド」といった銘柄を避け、複合的に良い状態の銘柄を選び出しています。
※本記事は参考情報です。投資判断は必ず自己責任で行ってください。